助成金シリーズ214 若者チャレンジ奨励金(若年者人材育成・定着支援奨励金)③
今回は、
若者チャレンジ奨励金
『若年者人材育成・定着支援奨励金』
の訓練の要件について解説いたします。
【若者チャレンジ訓練の主な要件】
≪訓練内容≫
自社内での実習(OJT)と座学(Off-JT)を組み合わせた
訓練であって、全体の訓練時間にOJTの占める割合が
1割以上9割以下であること。
● 座学(Off-JT)は、
①外部の教育訓練機関等で実施する方法
②外部の教育訓練機関等の講師を招聘して自社内で
実施する方法
③自社の従業員を講師として自社内で実施する方法、
により実施することができます。
ただし、③の方法による場合は、講師となる従業員に
一定の要件(その分野の職務に関する実務経験が通算
しておおむね5年以上あることなど)が必要となります。
≪訓練時間≫
1か月当たりに換算した訓練時間数が130時間以上で
あること。
● フルタイム型の訓練を想定しています。
≪訓練期間中の労働条件≫
訓練受講者の訓練期間中の主要な労働条件
(就業時間、休日および賃金形態)が
訓練受講者を正社員として雇用する場合と同じ
であること。
●訓練期間中の就業時間が正社員より短い
場合や、正社員の給料が月給制で訓練期間
中の給料が時給制のような場合などは訓練を実
施することができません。
≪訓練期間≫
3か月以上2年以下であること。
● 自社内での実習(OJT)と自社の従業員を講師と
して行う座学(OFF-JT)を実施できる時間は合わ
せて1920時間(1年相当)となるため、1920時間
(1年相当)以上の訓練を実施する場合は、1920
時間(1年相当)を超える部分について、外部の教
育訓練機関または外部の講師を活用してOFF-JT
を実施する必要があります。
≪カリキュラム≫
実習(OJT)と座学(Off-JT)のそれぞれについて、訓練
科目名、実施内容、実施時間等が明確に示された訓練
カリキュラムを作成すること。
≪ジョブ・カード≫
ジョブ・カード様式4(評価シート)を作成し、それによって
訓練受講者の職業能力の評価を行うこと。
● ジョブ・カード様式4(評価シート)に設定する評価項目
は、汎用性のある評価基準(厚生労働省が作成している
「モデル評価シート」「職業能力評価基準」「技能検定基準」
など)から半数以上を引用して設定する必要があります。
次回は手続きの流れについて解説いたします。
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