労働時間等設定改善推進助成金
今回は、労働時間等設定改善推進助成金の
取り組み事項についての解説です。
事業主団体傘下の中小企業事業主が、
年次有給休暇の取得促進、所定外労働時間の削減、
その他労働時間等の設定の改善※1
などに意欲的に取り組む場合に団体へ支援が行われます。
※1 「労働時間等の設定の改善」とは、各事業場における
労働時間、年次有給休暇等に関する事項について
労働者の生活と健康に配慮するとともに、多様な働き方
に対応した、より良いものとしていくことをいいます。
【助成内容】
2.取り組み事項と成果目標
団体は、傘下の事業主が実施する
必須の取り組み事項のうち2つの
成果目標を設定し、その目標の達成
に向けて事業を実施します。
(1)必須の取り組み事項
ア 実施体制の整備
(労働時間等設定改善委員会を
はじめとする労使協議機関の設置など)
イ 年次有給休暇を取得しやすい環境の整備
ウ 所定外労働時間の削減
○ 成果目標(2つ)の設定
成果目標
①傘下の事業主の労働者の年次有給休暇の
年間平均取得日数を1日以上増加させる
②傘下の事業主の労働者1人当たりの月間平均
所定外労働時間数を1時間以上削減させる
次回は、 取り組み事項の続きを解説いたします。