前回、紹介した『FPの6分野』の1つ目、ライフプランニングについてご紹介します。
このライフプランニングとは顧客の生活設計のことです。
(退職後のライフプランニングは特にリタイアメントプランニングと呼ばれます)
年齢に応じて、また、家族構成に応じて、何年後に何の費用が必要になるかというのは千差万別です。
例えば、同年齢の人でも、マイホームが欲しいという人と、賃貸で住み換えが自由なほうがいいという人がいるように、希望によって異なってきます。
前者であれば、住宅購入資金や維持のために係る費用が必要となりますし、後者であれば、住み換えをするごとに引越に係る費用などが掛かることになるでしょう。
このように、「結婚」「子供」「住宅」「退職」など、人生のイベントを予測することで、
『子供が大学に入学するときに大きな赤字が発生する』
『予定している住宅を購入するとローンの支払いが家計を圧迫する』
『このままいくと退職後5年目で貯蓄が底をついてしまい、老後生活が苦しくなる』
といった問題点を把握できるようになるのです。
次は6分野の2つ目、リスクマネジメントについてご紹介します。