今回は、
『正規雇用労働者育成支援奨励金』
の職業訓練計画についての解説です。
【職業訓練計画とは】
職業訓練計画は、いつ、どこで、どのような
訓練を、何人の労働者に受けさせるか、を記載
した計画のことをいいます。
助成金を申請する事業所は、訓練開始前に、
職業訓練計画を作成し、都道府県労働局長の
認定を受ける必要があります。
◆職業訓練計画作成のルール◆
ルール1
原則1年間の訓練計画
※ 訓練に必要な時間数が確保される場合は
6カ月以上でも可
ルール2
平成25年度末までに労働局または
ハローワークに提出する必要があります
※ 提出日から6カ月以内に訓練を開始すること
が必要
ルール3
計画に入れられるコースは以下の
4種類です
① Off-JTのみで10時間以上
② Off-JTとOJTを組み合わせた訓練で、
Off-JTが10時間以上
③ OJTのみで10時間以上
④ Off-JTとOJTを組み合わせた訓練で、
合計の訓練時間数が10時間以上
(②に該当するものを除く)
※ 経費を助成できるのは、①と②のみ
(②はOff-JT部分のみ)
訓練コースは、健康、環境、農林漁業等の業務に
関するものであることが必要です。
訓練コースの間隔に要件はありませんが、訓練
計画の最初の月と最後の月に訓練コースが含まれ
ていることが必要です。
必ずしも1人の労働者に1年間の訓練を行う必要は
ありません。
訓練計画の内容に変更があった場合は、速やかに
変更届を提出する必要があります。
次回は、受給までの流れを紹介してまいります。
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助成金コンサルティングまで (担当:ゆはら)
電話 0120-26-4445
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