個人事業と法人の違い
法人は登記をして初めて法人格を得ますが、個人事業は、個人が新たに事業を始め、税務署へ開業届を出した時から個人事業主です。
法人の方が社会的・営業的に信頼を得やすかったり、役員報酬の設定等で工夫ができるメリットがありますが、法定16業種以外(飲食店、理容業など)の個人事業主は常時5人以上の従業員を使用しても社会保険の強制適用事業所にならない等のメリットがあります。
個人事業 | 株式会社 | |
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資本金 | 0円 | 1円以上 |
設立時にかかる費用 | 0円 | 最低20万円程度 |
株主(出資者)の人数 | 1人 | 1人以上 |
取締役の人数 | — | 1人以上 |
信頼度 | 簡易なイメージ | しっかりしたイメージ |
代表者 | 本人 | 複数いれば代表取締役 |
最高決定機関 | 本人 | 株主総会 |
個人事業のメリット
手数料不要。事業を始めた時から個人事業主です
税務署へ開業届を出すだけで、設立費用をかけずに事業を始められます。
法定16業種以外(飲食店、理容業など)の個人事業主は、社会保険の強制適用にならないなど法人よりは法的義務が少ない状態で事業が始められます。
法人設立費用をかけずに取りあえず事業を始めてみたい方、売上を上げる上で個人事業主でも問題ない方に向いています。