損益計算書
さて、読書の秋ということはよく言われております。
チリ落盤事故では、坑内に閉じ込められた33人全員が無事救出されました。この奇跡の救出劇は、作業員のリーダーであるルイス・ウルスアさんの強いリーダーシップによるところが大きく、彼はピーター・ドラッカーの著書の愛読者だったと報じられています。食糧配分、役割分担、目標設定など行い、チームを統率したそうですね。
この話を聞いて、ある短いマンガの内容を思い出しました。
船が遭難して数人の年齢もばらばらの男女が無人島に流れ着きます。彼らは最初は絶望しパニックに陥りそうになりますが、ひとりの男がやはりリーダーシップを発揮してみんなでやれることをやろうと訴えます。するとみんなは団結しそれぞれが自分にできることを申告していきます。「看護学校に通っていたから応急処置ができる」とか「力仕事なら任せてくれ」とか。弱り切ったおばあさんでさえも「食べられる草と食べられない草が見分けられる」と言っていくなか、ラストのコマで文学青年が「僕は夢野久作が好き!!」と叫ぶというオチです…
・・・。
私は、夢野久作好きの文学青年のことのことも、嫌いじゃないです。
さて、前回の貸借対照表に続いて、損益計算書についてふれておきます。
損益計算書は会社の1会計年度、たとえば「4月1日から翌年3月31日まで」の「期間」の「儲け」や「損」を示す書類です。貸借対照表が前期末とか当期末の瞬間の財産の状態を表すのに対し、損益計算書は、1会計年度の収益・費用の計算表です。その内容は「利益=収益-費用」で表されます。世間一般では「収益」といえば「利益」のことをさすことが多いですが、会計上の収益とは営業収益(=売上)や営業外収益(=受取利息・配当金)のことです。「費用」とは営業費用(=売上原価、販売費・一般管理費)と営業外費用(=支払利息)などがあります。
貸借対照表との関係で見ると、たとえば1会計年度(1年間)の経営で計上された利益は、決算時に貸借対照表のどこに表されるかというと、純資産の部になります。利益が上がれば純資産が大きくなり、損失が出れば純資産が小さくなります。言い換えれば、「収益」は貸借対照表の純資産の利益剰余金を増加させ、「費用」は貸借対照表の純資産の利益剰余金を減少させる原因となる、ということです。
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