貸借対照表
さて、読書の秋ということは、よく知られています。
ひとつおすすめするとしたら、都築響一さん著『賃貸宇宙UNIVERSE for RENT〈上〉〈下〉』(ちくま書房)でしょうか。ふつうの人たちの都市における賃貸生活を写し取った写真集なんですが、いろんな見方ができて、見飽きることがありません。文字数が少ないのがいいところです。しかし、見始めるとけっこうな時間が過ぎていて、秋の夜長にぴったりです。
前回の繰り返しになりますが、貸借対照表とは会社の財産の状態を表す財務諸表のひとつです。期末なら期末時点その瞬間の、月末なら月末時点その瞬間の会社の財産の状態を表しています。今回はその貸借対照表の内容についてもう少し詳しくふれてみたいと思います。
前回、貸借対照表は「資産」「負債」「純資産」のグループに分かれると説明しました。
「資産」の内容についてさらに分類すると「流動資産(当座資産、棚卸資産)」「固定資産(有形固定資産、無形固定資産、投資その他の資産)」「繰延資産」に分かれます。
ワンイヤールール(1年基準)というものがありまして、これは流動資産と固定資産、または、流動負債と固定負債を分ける基準です。貸借対照表日(決算日のこと)の翌日から起算して1年以内に入金または支払の期日の来るものは流動資産または流動負債とし、入金または支払の期日が1年を超えてくるものは固定資産のうちの投資その他の資産または固定負債となります。
さて、ここで大事なことは、「資産は将来、費用になる」ということです。つまり、将来、「棚卸資産(商品、製品、仕掛品、原材料等)」は「売上原価」に、「固定資産」は「減価償却費」に、「繰延資産(創立費、開業費、株式発行費)」は営業外費用になります。資産は費用の前払いであるとも言えます。ただし、現金・預金や貸付金・売掛金・未収入金などは財貨または債権を除きます。
「負債」は上のワンイヤールールで説明したように、流動負債と固定負債に分かれます。買掛金、未払金、未払費用、預り金などの科目が流動負債に、社債、長期借入金、退職給付引当金などの科目が固定負債に分類されます。他人資本と呼ばれることもあります。
それに対して他人に返済する義務のない自己資本が「純資産」のグループに計上されます。「資本金」や会社の利益剰余金などが純資産に分類されます。
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